クレイジーパピヨンは土竜の唄で主人公を喰っている！？

映画化する人気マンガ「土竜の唄（モグラのうた）」には、主人公が霞むほどの人気キャラがいる。




◆土竜の唄とは

人気キャラ・クレイジーパピヨンの前に、まずは「土竜の唄」を説明しよう。


ある日、二十歳の警察官・玲二は潜入捜査を命じられる。

潜入捜査先は、なんと暴力団。

しかも、凶暴さで悪名高い数寄矢会。

玲二は、数寄矢会のトップを逮捕するために、証拠を集めるように命じられる。

暴力団への潜入調査は、バレると命を落としかねない超危険な任務だ。

玲二は、潜入捜査官としての心得を学び、ついにヤクザ組織に潜入する日がやってきた・・・



◆クレイジーパピヨンが人気すぎる！

玲二は、数寄矢会の下部組織である阿湖義組に潜り込むことになった。

向かった先は、闇カジノ「トラジャガー」。

そこで、出会った阿湖義組若頭の日浦と兄弟の契りを結ぶ。

この日浦こそが蝶を愛するクレイジーパピヨンなのだ。

クレイジーパピヨンという異名のとおり、日浦は狂っているほど強くて凶暴だ。

しかし、クレイジーパピヨンは単なる狂蝶ではない。

戦った相手を魅了し、時には心酔させ、時には人生を歩み直さるのだ。

ヤクザとしての器は、阿湖義組の組長よりも大きい。


クレイジーパピヨンは、主人公・玲二の危機を何度も救っている。

また、両足を銃で打たれて切断されても、なんと義足を付けてパワーアップして復活した。

土竜の唄は、クレイジーパピヨンが登場すれば、読者は盛り上がるが、出なければテンション急降下だ。

もはや、主人公の玲二を完全に喰ってしまっている。

このまま、土竜の唄は、クレイジーパピヨンに乗っとられてしまうかもしれない。

実際のところ、玲二には一年くらい不在にしてもらって、その間はクレイジーパピヨンを大活躍させておけば、高い人気を維持できるかもしれない。


ちなみに、映画版「土竜の唄」では、クレイジーパピヨン役を堤真一が演じる。

しょっぱい演技だったら、全国のクレイジーパピヨンファンが黙っちゃいない。

堤真一にとって、チャンスでもあり、正念場である。


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